第3回全国中等学校優勝野球大会

ただ一度の優勝

今大会から豊中球場から兵庫県鳴尾村(現西宮市)の鳴尾球場に開催場所が変更されました。豊中球場は会場が狭く、交通アクセスも良くなかったので移転したんですね。

この大会から恒例の入場行進が始まりました。

連覇を狙う慶應普通部は2回戦で盛岡中に惜敗、何と岩手県勢は2年連続で前年度優勝校を破ったことになります。

第2回大会から敗者復活制度が採用されていましたが、組み合わせ前に、愛知一中(現旭丘高)の長谷川武治主将は主催者に「敗者復活戦から勝ち進んでも優勝できるんですか?」と質問し、「勿論優勝です。」との回答を得ました。

愛知一中は初戦で長野師範に敗れるのですが、その後敗者復活戦を全て1点差で勝ち上がりました。

決勝の相手は地元兵庫の関西学院中。関西学院中が1点をリードしていましたが6回裏2死途中、突然の夕立という雨のためノーゲーム。後アウト一つで関西学院中の優勝というところで勝利の女神が逃げていきました。

そして再試合は両校無得点で迎えた延長14回、愛知一中が内野安打で先制し、これを守り抜きました。愛知一中の優勝です。

抽選会場の何気ないやりとりが現実のものとなりました。

大会後、この優勝を疑問視する声が挙がりました。

その後、敗者復活制度は廃止されたので、愛知一中が最初で最後の敗者復活戦を勝ち上がった優勝校となりました。その後、愛知一中は現在に至るまで甲子園大会で決勝戦まで残ることがなく、同校にとって唯一の優勝です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です