怪我の功名

前登記証明書

抵当権設定登記を複数の法務局に申請する場合、A登記所にまず申請して、登記完了後B登記申請書に申請をするのですが、この場合前登記証明書を添付すればB登記所での登録免許税が不動産1個に付き1,500円で申請できます。

この前登記証明書は主にA登記所での不動産のうち1個の登記事項証明書(共同担保目録付き)を添付するケースが殆どです。不動産登記法改正前は登記済証のコピーでも可とする取扱だったのですが、改正後この取扱はなくなりました。

先日、複数管轄にまたがる抵当権設定登記の依頼を受けたのですが、私がうっかり前登記証明書の費用を忘れて請求書を切り、しかもその日の内に報酬が振り込まれたので、今更言えない、さぁどうしよう、何か別の方法ないかな、と考えたことがありました。

登記完了証はどうか?

はい、駄目ですね。同じ事考えた司法書士の方がいらっしゃったようですが、前登記証明書にはなりません。さらに調べてみると、不動産登記事務取扱手続準則125条に前登記証明書に関する記載があることを知りました。第2項に第90号様式で申出がされた書類は前登記証明書として取り扱う、とのことなんですよ~。司法書士になって10年、初めてこの様式にチャレンジしてみました。

様式の書き方が不親切(不動産の記載の仕方の説明が不十分)で補正がありましたけど、無事登記が完了しました。手数料は無料です。

初めての前登記証明書。今度はいつ申請することになるのやら。また10年後なんでしょうかね(^▽^)

 

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